今回は、実際に乗り換え時に気になるであろうpovo2.0とUQモバイルの「細かい違い」をご紹介します。
実際に乗り換えたときに「こんなはずじゃなかった・・・!」と後悔しないためにも、事前に確認されることをオススメします。
それでは、見ていきましょう。
この記事の目次
- povo2.0とUQモバイル比較:両ブランドの「基本料金」は、別記事で解説。
- povo2.0とUQモバイル比較:細かい違いを、11個、確認しよう!
- 【1】データ繰越・延長:UQは翌月繰越あり!povo2.0は利用期間の延長なし。
- 【2】低速時の通信速度:UQはデータ量超過後「最大1Mbps」。povo2.0は無トッピング時「ほぼ使えない」。
- 【3】おトクな割引:povo2.0はコンビニ利用でおトク。UQはセット割・シニア向け割でおトク。
- 【4】留守番電話サービス:UQはあり。povo2.0はなし。
- 【5】LINEの年齢認証:UQは出来る。povo2.0は実は出来ない。
- 【6】乗換時のSIM差し替え:au→povo2.0・au→UQとも、必要。
- 【7】eSIMの利用:povo2.0・UQとも、利用可能!
- 【8】テザリング:povo2.0・UQとも無料で利用出来る!
- 【9】Wi-Fiスポット:povo2.0・UQとも無料。UQは5台まで格安で使えるオプションも。
- 【10】キャリアメール:UQは、独自のキャリアメールがある。povo2.0は、提供無し。
- 【11】キャリア決済(auかんたん決済):「携帯代合算払い」は、UQは出来る。povoは出来ない。
- povo2.0とUQモバイル比較:両ブランドの「料金プラン」をざっくり確認しよう!
- まとめ
povo2.0とUQモバイル比較:両ブランドの「基本料金」は、別記事で解説。

povoとUQモバイルで比較するとき、やはり「値段」は欠かせないと思います。
別記事になりますが、「月額金額」を、契約人数や、通話オプション・auスマートバリュー/自宅セット割有りなしごとに、それぞれ比較しています。
例えば、こんな感じで比較しています。
【1人】auでは「auスマートバリュー」、UQでは「自宅セット割」が適用できる場合

ぜひ、チェックしてくださいね。
ここからは、「実際に利用するとき」に気になるであろう「細かい違い」を、ていねい解説します。
povo2.0とUQモバイル比較:細かい違いを、11個、確認しよう!
まずは、表で、ざっくり比較しましょう。
気になる項目があったら、項目をクリック・タップして、詳細を確認してくださいね。
povo2.0 | UQモバイル | |
データ繰越・延長 | ×期間が過ぎると、消滅。 | ◎余ったデータ量は、翌月繰越。 |
低速時の通信速度 | ×128kbps | ◎1Mbps・300kbps |
おトクな割引 | ◎データ付与(コンビニ利用などで獲得) | ◎料金割引(セット割、シニア向け割) |
留守番電話 | ×なし | △あり(有料) |
povo2.0 | UQモバイル | |
転送電話 | ×なし | ◎あり(無料) |
LINEの年齢認証 | ×出来ない | ◎出来る(5G対応プラン) |
乗換時SIM差し替え | △必要 | △必要 |
eSIMの利用 | ◎可能 | ◎可能 |
povo2.0 | UQモバイル | |
テザリング | ◎無料 | ◎無料 |
Wi-Fiスポット | ◎無料 | ◎無料 |
キャリアメール | ×無し | △有り(有料) |
キャリア決済 | △携帯代合算払いが、出来ない | ◎携帯代合算払いも、出来る |
povo2.0 | UQモバイル |
【1】データ繰越・延長:UQは翌月繰越あり!povo2.0は利用期間の延長なし。

UQモバイルは、当月余ったデータ容量は、翌月に繰り越すことが出来ます。
プランMの場合、月末に5GB余ったら、翌月に5GB繰り越すことが出来ます。
それに対し、povo2.0は、トッピング後の利用期間が過ぎると、その分のデータ量は消滅してしまいます。
20GB(30日間)をトッピングし、30日後に5GB余った場合は、翌日に5GBは消滅してしまいます。
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【2】低速時の通信速度:UQはデータ量超過後「最大1Mbps」。povo2.0は無トッピング時「ほぼ使えない」。

povo2.0は、無トッピング時だと、速度制限がかかります。
また、UQモバイルでも、各プランの上限を超えると、速度制限がかかります。
povo2.0 | UQモバイル |
128kbps | 1Mbps (※プランM/L) 300kbps (※プランS) |
povo2.0とUQモバイル「速度制限時の、体感速度」を動画にしました。
■povo2.0の128kbps(※比較として、UQの1Mbpsも有り)
(6分31秒の動画です。音が出ますのでご注意を。)
povo2.0は無トッピング時、ほぼ使えません。やはり、有料トッピングは必要になります。
それに対し、UQモバイルのプランMなら、15GB(増量時20GB)を超えても、普段使いなら利用可能。
後で挙げる「自宅セット割」を使うと、普段使いなら「税込2,090円で、データ使い放題」も可能です。
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【3】おトクな割引:povo2.0はコンビニ利用でおトク。UQはセット割・シニア向け割でおトク。

povo2.0は、コンビニなどを利用すると、データ量をもらうことが出来ます(「ギガ活」と呼ばれています。)

例えば、ローソンで「500円以上、auPAYで支払う」と、300MB(3日間)のデータが付与されます。
それに対し、UQモバイルは、「基本料金に対する割引」があります。

例えば、指定の「固定回線や、でんきサービス」を利用すると、大幅な割引があります。(「自宅セット割」と呼ばれています。)




povo2.0・UQモバイルとも、「割引」をうまく使うと、固定費の大幅削減につながります!
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【4】留守番電話サービス:UQはあり。povo2.0はなし。


UQモバイルには、留守番電話サービスがあります。
(ただし、税込330円の有料オプション)
それに対しpovo2.0は、留守番電話サービスはありません。
端末に「留守番電話機能」が無ければ、留守番電話は使えないことになります。
転送電話:UQあり、留守電を「安く聞く」ことが可能。povo2.0は転送電話もなし。


ただし、携帯会社の「留守番電話サービス」は割高です。
そのため、別の方法をオススメします。
実は、UQモバイルには「転送電話」を利用することが出来ます。


そして「転送電話」を、「楽天Link」or「SMARTalk」に転送することで、無料で、留守番電話を利用することが出来ます。
楽天Link・SMARTalkの留守番電話機能については、当サイトで使い方を解説しています。
「留守番電話が無い・高い・・・」という方は、下の記事を参考にしてくださいね。



残念ながら、povo2.0は、「転送電話」も利用することが出来ません。
そのため、端末に「留守番電話機能」が無ければ、完全に「留守番電話」は使えません。
ahamo、LINEMOも「留守番電話サービス・転送電話」は、ありません。
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【5】LINEの年齢認証:UQは出来る。povo2.0は実は出来ない。


大手キャリアでは、LINEの年齢認証が出来ますが、格安SIM会社では一部を除いて出来ません。
UQモバイルも以前は出来ませんでした。
しかし、2021年9月から、UQモバイルもLINEの年齢認証が出来るようになりました。
(5G対応プランの「くりこしプラン+5G」のみ)
それに対し、povo2.0では、逆にLINEの年齢認証が出来なくなりました。
(※povo1.0では、LINEの年齢認証が出来ます。)
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【6】乗換時のSIM差し替え:au→povo2.0・au→UQとも、必要。


- UQモバイルは「UQモバイルのSIMカード」
- povo2.0は「povoのSIMカード」
を使います。(auのSIMカードとは別のもの。)
そのため、両社とも「au」から乗り換える場合は、基本、SIMカードの差し替えが必要になります。
povo1.0は、「auのSIMカード」を使うため、SIMカードの差し替えは不要でした。
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【7】eSIMの利用:povo2.0・UQとも、利用可能!


povo2.0は、プラン開始時から、eSIMの利用が出来ます。
また、「au→povo乗り換え」の方も、povo2.0では、eSIMが利用出来るようになりました。
UQモバイルも、2021年9月2日に、「eSIM」での申込みが出来るようになっています。
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【8】テザリング:povo2.0・UQとも無料で利用出来る!


テザリングは、povo2.0・UQモバイルとも無料で利用出来ます。
両ブランドとも、申し込みも不要です。(自動的に使えるようになります。)
また、以下の場合でも、テザリングを利用することが出来ます。
- povo:
「データ使い放題24時間」(※1)トッピング利用時も、使えます。
(※1:税込330円/24時間の有料トッピング。) - UQモバイル:
節約モード(※2)利用時も、使えます。
(※2:プランM以上の場合、1Mbpsが、データ消費ナシで、使い放題。)



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【9】Wi-Fiスポット:povo2.0・UQとも無料。UQは5台まで格安で使えるオプションも。


auのWi-Fiスポットは、povo2.0・UQモバイルとも、auの別サービス「auWi-Fiアクセス」にて、利用が可能です。
利用方法は、アプリをインストールし、「auPAY」が利用できる「auID」でログインするだけです!
似たような名前が多く、ややこしいのですが、下の記事を見れば、スッキリすると思われます。



また、UQモバイルでは、「auWi-Fiアクセス」以外に、「ギガぞうWi-Fi」という上位版サービスを、格安で使えるオプションもありますよ。



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【10】キャリアメール:UQは、独自のキャリアメールがある。povo2.0は、提供無し。


UQモバイルは、UQ独自のキャリアメールがあります。(「~@uqmobile.jp」)
(月200円(税込220円)の有料オプションですが。)
それに対しpovo2.0は、キャリアメールの提供はありません。
UQモバイルでも、au時代のキャリアメール「~@ezweb.ne.jp」は利用出来ません。
あくまで「~@uqmobile.jp」というキャリアメールが使える、という話になります。



ちなみに「auのキャリアメール」は、UQモバイル・povo2.0に乗り換えても、引き継ぎ利用することが可能になりました。(月額330円)
auメール持ち運び(au公式)>
プラスメッセージは、povo2.0・UQモバイル、どちらでも使える


なお、電話番号だけで、メッセージのやり取りができる「プラスメッセージ(+メッセージ)」というサービスがあります。
「+メッセージ」は、大手キャリア以外のユーザーにも、開放される方向にあります。
そのため、UQモバイルも、2021年9月2日から「+メッセージ」が利用出来るようになりました。
また、povo2.0でも利用することが出来ます。
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【11】キャリア決済(auかんたん決済):「携帯代合算払い」は、UQは出来る。povoは出来ない。


au(本体)では「auかんたん決済」という「キャリア決済」が使えていました。
キャリア決済は、「携帯代との合算払い」を使う人が多いと思います。
UQモバイルとpovo2.0では、「携帯代合算払い」の扱いが異なります。
UQモバイルは「携帯代合算払い」が出来ます。
それに対し、povo2.0では、「携帯代合算払い」が出来ません。(今のところは)
なお、UQモバイルの「キャリア決済(auかんたん決済)」については、以下の記事が詳しいですよ。



UQのみ、auPAYの「auかんたん決済(携帯代合算払い)」でチャージが可能


KDDI系のスマホ決済サービス「auPAY」。
使っている方も、多いと思います。
「auPAY」は、povo2.0・UQモバイルでも利用できます。
また、UQモバイルは、「auPAY」を「auかんたん決済」でチャージすることも、出来ますよ。



※povo2.0では「auかんたん決済の携帯代合算払い」が出来ません。
そのため、auPAYのチャージに「auかんたん決済の携帯代合算払い」を利用することが出来ません。
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povo2.0とUQモバイル比較:両ブランドの「料金プラン」をざっくり確認しよう!
それでは最後に「povo2.0」と「UQモバイル」の料金プランを、ざっくり確認しておきましょう。
povo2.0は「0GB・0円」をベースに、様々なトッピングを追加する。
auのオンライン専門ブランド「povo2.0」は、「0GB・0円」をベースに、様々なトッピングをすることで「幅広いニーズ」に応えていくようです。


UQモバイルは「くりこしプラン+5G」の1種類のみ。
UQモバイルは、基本的には「くりこしプラン+5G」の1種類のみです。


まとめ
この記事は、「povo2.0とUQモバイルを比較!細かい違いを理解して、乗り換え準備を!」について書いてきました。
これからもpovo・UQモバイルを検討されている方に、両ブランドのプランやメリット・デメリットなどをどんどん発信していきます。
今後ともよろしくお願いいたします!